活用例

QA・ローカライズのテスト

再現できない地域固有の不具合は、修正につながりにくくなります。再現のためには、テスト手順だけでなくブラウザーの状態も管理する必要があります。

具体的な作業

テスターは、別の国のユーザーに対する製品の動作を確認します。通貨や税の表示、同意バナー、言語の読み込み、地域固有の支払い方法などが対象です。リリースのたびに同じ確認を行い、同じ条件なら同じ理由で同じ結果が得られる必要があります。

普段使いのブラウザーでは難しい理由

テスターが日常的に使うプロファイルには、Cookie、同意の履歴、キャッシュ、ログイン済みセッション、拡張機能があり、ページの動作に影響します。端末や担当者が変われば、結果も変わり得ます。毎回すべて消すと準備が無駄になり、すべて残すと結果を比較しにくくなります。OS全体に適用するプロキシ設定ではブラウザー全体の接続先が変わるため、複数の地域を独立して並行テストできません。

Isolineでできること

テスト環境を個人のノートパソコンの一時的な状態ではなく、名前を付けて保存できる管理対象にします。

  • テスト環境ごとにプロファイルを作り、Cookie、ストレージ、キャッシュ、拡張機能を分離します。
  • 端末全体ではなくプロファイルごとにプロキシを設定し、複数の地域を同時にテストできます。
  • 毎回手作業で初期化することなく、用意された復元機能でプロファイルを既知の状態に戻せます。
  • ワークスペースを通じて他のテスターも同じプロファイル設定を利用でき、再現作業が特定の端末に依存しなくなります。

ワークフローを整える

  • アカウントや作業ごとに分かりやすい名前のプロファイルを作成し、クライアント、ブランド、プロジェクト別にまとめます。
  • 適切なプロキシを設定し、作業前にプロファイルの設定を確認します。
  • チームメンバーには必要なアクセス権だけを付与し、引き継ぐ前にプロファイルを閉じて保存します。

この用途での利用権限について

対象は、自社にテストの権限がある製品と環境です。地域別のライセンス、利用回数の制限、第三者のアクセス制御を回避するための機能ではありません。